The 出汁
ここ数か月、出汁にこだわってます。
料理人を目指してるわけではないのですが、
なぜか、おいしいご飯を食べたく研究し始めました。
やっぱり出汁の効いてるものと、効いていないものは
同じ料理でも全く味が違い、もっと味わい深い料理が作りたい食べたい
と思った。
そして、昔からご飯を食べ歩き、おいしい料理が出るところは
まず、出汁が効いている。
日本料理はもちろん、イタリアンやフレンチなどなど。
出汁の偉大さ、恐るべし。
スーパーにいき、カツオ節と昆布を買うことに。
なにを、買ったらよいかもわからず棚を見ること数分。
カツを節を手に取る。
全くわかりません。
目に移りこむものは、値段の安いか高いかだけ。
結果、最初に買ったものは、お手頃なカツオ節と昆布をカゴに入れる。
にやけながら、レジに足を運ぶ。
何作ろうかな~なんて・・・?
家に到着、キッチンに立つ。
「やるぞ~。」
気合は入った。
この後、思いもよらない出汁物語がはじまる。
水に昆布を浸し切れ目をいれ、置くこと数時間。
昆布の出汁が出たと思い、沸騰させる直前でカツオ節を
いれること数分で火を止める。
出汁ができ、どんな料理ができるかなど思い浮かべながら、
ニヤリと笑う。
「しめしめ・・・」
まずは基本中の基本、味噌汁。
出汁を沸かし具を入れる。
具は、「長ネギのみ。」
あまり色々な物を入れると、出汁の味がわからなくなると思った。
そして、味噌をいれた。
初の出汁から作った味噌汁が出来上がりお椀にもった。
すると五感のなかでまず刺激されたのは、視覚だ。
特に変わったわけでもなく、長ネギだけなので
皆さんが思ったとおりの、味噌汁だった。
もっと、刻み方も考えたほうがよかったかな~なんて思いながら。
そして、次は嗅覚。
これは、カツオ節の臭いはしているものの、なんだか胡散臭く
素人が作りましたよと言わんばかりの、カツオの臭いが
鼻をつく。
カツオ節臭く、なんだか安っぽい臭だった。
なぜなぜなぜ?と思いながら。
そうすると、頭の中ではこんな絵が浮かんできた。
カツオ節君が、お椀の中で「ハロー」なんて手振りながら泳いでるかのようだ。
ハローハローはろ~~~~~!
つづく。