the 出汁2
なんだかだカツオ節君に馬鹿にされているように思え
チョットへこむ。
カクン・・・・。
気を取り直し、お椀を口へ運ぶ。。
ちょっと待てよ。
このまま飲むと、火傷するではないか。
慌てて、フウフウする。
「フウフウ~。」
準備が整ったと思い、口の中へ。
「あっち。」
まだ、熱いではないか。
なかなか、口の中へ運べない。
そして、感動の一口目。
「ん?」
もう一口。
「ん?」
「ん?」
こっこれは、誰が作っても代り映えのしない味噌汁ではないか~。
まさに、ちょいとだけ手間がかかった味噌汁。
見た目、触感、味。
どれをとっても、普通。
無駄に時間がかかり、苦悩の末考えた味噌汁。
あっけなくカツオ節君に馬鹿にされ、あえなく惨敗。
次回は、もっとおいしい味噌汁を作りたいものだ。
第一回、味噌汁選手権は幕を閉じた。