アンテナ

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先日、三か月ぶりに先輩の店で髪を切ってもらった。

 

こんなに切らないのは、生涯あまり覚えがない。

 

 

伸ばすのには、とても苦労したような気がする。

 

前髪は邪魔だし、おでこはかゆくなるし、

 

セットは何を作っても変だし、

 

周りには、「美容師らしくない」と言われるし

 

とても嫌な思いもしたし、苦労したような気がした。

 

 

そして、もうダメだと思い先輩の店にかけこんなだ。

 

パーマかけるには、少し短いような気もしたが、

 

先輩はかけてくれた。

 

 

そこで、お客さんの三つの気持ちが少しわかるようになった。

 

私はいつも逆の立場ですが、

 

お客さんはパーマをかけたいものはかけたい。

 

長さダメージは関係なく、かけたいものはかけたい。

 

私はいつもなら、髪が短いですとかダメージがと

 

言って断ることが多いと思った。

 

でも、お客さんとしてはかけたいからプロに頼んでいる。

 

私は、その気持に答えていなかった、逃げていたのかもしれない。

 

と思うと情けなくなってきた。

 

髪が短い、そんなのはお客さんもわかている。

 

ダメージしてるそんなのも知っている。

 

似合わないかもしれない、そんなのも知っている。

 

なぜ、私はその気持を酌んであげれなかったのか?

 

今考えると、それは優しさだと

 

大きな勘違いをしていたのかもしれない。

 

お客さんの言葉のその裏側にある気持ちを考えると

 

申し訳なく思った。

 

 

そして、シャンプーをしてもらっているときにも思った。

 

私はシャンプーをしている時、「かゆいところはありませんか?」

 

という言葉は言わない。

 

シャンプーンのときには、気持ちいいので

 

声をかけてほしくないという自分勝手な

 

価値観で声をかけていなかった。

 

でも、シャンプーをしてもらった時、とてもかゆかった。

 

できれば聞いてほしいと思った。

 

ここでもお客さんの立場を考えれるようになった。

 

 

そして、もう一つ感じることがあった。

 

髪を切ってブローが終わり、

 

お客様の髪を、ブローをしてスタイリング剤を使って

 

完全な状態にしたとき、なぜいつもお客さんは髪にさわるのか?

 

という疑問を持っていました。

 

私にすれば、スタイリング剤を付けて私の中で最も

 

ヘアースタイルのバランスが良い状態で仕上げいると思ってた。、

 

どうして、なぜさわるのかがわからなかったが、

 

それも分かるようになった。

 

 

 ハチャメチャな接客、メチャクチャな自信で

 

仕事をしていたような気がすが、

 

とても恥ずかしいです。

 

 

アンテナ

 

アンテナを立てることで

 

いろいろな情報が入ってくるような気がした。