職人を貫く。

職人を貫く。

この道、18年。

高校生、専門学生のバイトも含めると22年。

鏡を見ると頭によぎるものが一つだけある。

「今日も最高のスタイルをつくりたい。」

そんな思いで、毎日が過ぎる。

そして、お客様が来店し

鏡を通じて、毎度伝わってくるものがある。

お客様の気持ちだ。

ウキウキしているのか、緊張しているのか、それとも不安なのか?

などなど、人それぞれだ。

その状態によって、変わってくるものがある。

それは、ヘアースタイルだ。

お客様の感情によってもスタイルはかわる。

そして、顔の形、首の長さ、肩幅、身長

最後に、髪質、髪の状態をみて薬剤を吟味し、カットを判断する。

それが、私のやり方。

本日のお客様は、久しぶりの来店。

札幌からの一時帰省で来店。

そこで、予約の電話で不安な気持ちはあったが、

なんだかとても嬉しく心が躍った。

このお客様は、私が釧路に帰ってきてから、来店回数27回

比較的来店回数の多いお客様で、絶対失敗はできないと心に誓う。

挨拶を交わし、髪をふれると予想どうり

「がんばりますか・・・・」

そして、このお客様の場合。

カウンセリングはしない。

話すのは、雑談のみ。

私と、鏡は考える。

その結果、「これだ!」

テーマ、「できる女。」

そして、遠方からということなので長持ちするなどルールを決め、髪を切り始める。

チョキチョキと。

話も弾み、楽しい時間はあっという間に過ぎ

カット・カラー・トリートメントが終わり

ボブレイヤーをベースとしたアシンメトリーが出来上がる。

なぜ今回、左右の長さを変えたかというと、

スタイルを長持ちさせるのと同時に、少しだけオリジナリティーを加えることで

お客様だけの、世界でたった一つのスタイルになる。

しかも、アレンジがしやすい。

片側の長い髪を耳に掛けると、ショートのような感じになり

短いほうを耳に掛けると、前下がりのボブが出来上がり

今回のテーマ「できる女。」が出来上がる。

髪は、黒々とし艶もばっちりだ。

そんな感じで、今回のお客様のヘアースタイルも全力を

尽くし一座建立。

まだまだ、技術には上があり最強の敵との戦いは終わらない。

笑顔のために・・・・